Family Matters ¼
Stories Of Youth – Coming Of Age In Japan
今年の重点テーマである「Stories of Youth」では、大人になることや、それに伴い日本の若者が直面する課題を映画的視点から取り扱います。日本映画史の始まり以来、数多くの映画で若者が主人公として描かれてきました。日本社会はプレッシャーが強く、失敗を受け入れない、保守的な風習が強くあります。若者の引きこもり、いじめ、自殺といったテーマだけでなく、社会規範や順応主義に対する反発といったテーマも、現在日本映画では非常に多く取り扱われており、まさに独自のジャンルを形成しています。
当テーマに焦点を当てた数多くの現代作品の上映に加え、今年のニッポン・レトロ部門では、大島渚、寺山修司、大林宣彦監督等の作品を通し、1950年代以降の映画におけるテーマの捉え方を追います。
本プログラムStories Of Youth – Coming Of Age In JapanはKulturfonds Frankfurt RheinMainの後援により、開催されます。
作品
『茜色に焼かれる』 石井裕也監督
『愛と希望の街』 大島渚監督
『世界は僕らに気づかない』 飯塚花笑監督
『逆光』 須藤蓮監督
『竜とそばかすの姫』 細田守監督
『カナリア』 塩田明彦監督
『手をつなぐ子ら』 羽仁進監督
『ちょっと思い出しただけ』 松居大悟監督
『裸足で鳴らしてみせろ』 工藤梨穂監督
『となりのトトロ』 宮崎 駿監督
『泥の河』 小栗康平監督
『Nippon Shorts II: Stories of Youth』
『やがて海へと届く』 中川龍太郎監督
『Origami』 小谷忠典監督
『恋する寄生虫』 柿本ケンサク監督
『田園に死す』 寺山修司監督
『アイの歌声を聴かせて』 吉浦 康裕監督
『逝く夏の歌』 仙元浩平監督
『秋立ちぬ』 成瀬巳喜男監督
『明け方の若者たち』 松本花奈監督
『野ゆき山ゆき海べゆき』 大林宣彦監督
『東京クルド』 日向史有監督
『星の子』 大森立嗣監督
『ひらいて』 首藤凜監督
『彼女が好きなものは』 草野翔吾監督
『青春の殺人者』 長谷川和彦監督
Rahmenprogramm
オンライン・レクチャー「How Do Children Live In Japan?」
パネルディスカッション「Stories Of Youth」